くにふとさんの作品『あの娘が遠くへ駆けて行った。』FANZAにて購入。


女子サッカー部のエース・好川駆流と、幼馴染の浜野修斗のすれ違いを描いたお話。
幼い頃は同じサッカーチームでプレイしていた駆流と修斗ですが、駆流は修斗との才能差を感じたことをきっかけに、素直に向き合えなくなっていきます。
隣にいながらずっと遠く感じていた駆流への気持ちを抱えたまま、再びボールと向き合おうとする修斗。「今更なのはわかってる」と自覚しながらも、それでももう一度始めようとする姿には、幼馴染ものらしいもどかしさがありました。
そこに男子サッカー部の問題児・安司見が入り込んでくることで駆流の感情は大きく揺れていき、前から迷惑に思っていた相手でありながら、試合での出来事をきっかけに距離を詰められ、苦手意識や嫌悪感とは別に、少しずつ反応を乱されていく展開が特徴的でした。
嫌な相手のはずの安司見に意識を乱され、自分でも整理できない感情が生まれていく中で、駆流の強気な態度が崩れていく表情の変化も見どころで、幼馴染同士のすれ違いとそこに割って入る存在によって関係が変わっていく流れが楽しめる作品でした。